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このページを編集する 逆転検事第5話 燃え上がる逆転-前編のバグ ※バグがあることを、カプコンが公式にコメントしたことはありません。 ※このバグは、現在発売中の初期ロット以降は修正される可能性があります。 (北米版では修正されました) ※バグを起こすのは自己責任で! ババル大使館 秘書執務室での調査中、狩魔冥に 話す 「密輸犯」 を実行して、冥から「コードピア紙の書類」を貰うところまで進める。 冥から貰った時は、「コードピア紙の書類」の詳細には2ページ目しか書類が存在しない。 ※この状態の「コードピア紙の書類」を、便宜上「コードピア紙の書類(初期状態)」とする。 この時、もう一度話す 「密輸犯」を実行しても、再び「コードピア紙の書類(初期状態)」を入手できたりはしない。 更に進めると金庫から1、3ページ目を発見するので、「コードピア紙の書類(初期状態)」の詳細が変更になり、1、2、3ページ全てがそろった状態になる。 ※この全てがそろった状態の「コードピア紙の書類」を、便宜上「コードピア紙の書類(変更後)」とする。 この状態で冥に再度 話す 「密輸犯」 を実行すると、再び「コードピア紙の書類(初期状態)」が入手できてしまう。 (更に話す 「密輸犯」を実行しても増えたりはしない) このバグのまま進められるのかを検証 金庫を調べる‥‥ 再び推理コマンドが出現したりすることはない。つまり再度入手した「コードピア紙の書類(初期状態)」が「コードピア紙の書類(変更後)」に変わることはない。 このまま進めると、【捜査終了】になりシーナとの対決パートに移行する。 対決「ミクモを捕まえた理由」では、「コードピア紙の書類」をつきつける場面がある。 ここで「コードピア紙の書類(初期状態)」をつきつけたところ、ミス扱いになった。 「コードピア紙の書類(変更後)」をつきつけると通常と同じく進んだ。 この後は通常通り進んで前編が終了する。 中編が始まった時点でも証拠品一覧は変わらず、「コードピア紙の書類(初期状態)」「コードピア紙の書類(変更後)」両方が存在している状態。 以降攻略に「コードピア紙の書類」が必要な場面は存在しない。 とりあえず、「コードピア紙の書類」を使わずに進めてみた結果、中編は無事終了。 中編2冒頭等で証拠品の整理があるが、この後もエンディングまで「コードピア紙の書類(初期状態)」「コードピア紙の書類(変更後)」が両方存在したまま。 バグが起こってからノーセーブ、「コードピア紙の書類(初期状態)」をつきつけ等に使用しない条件でクリアはできることを確認したが、万一があるので、できればバグが発生してしまった時点でリセットして、5話の最初からやり直す方が良いだろう。 (幸いバグが発生するのは、5話が始まってすぐのシーンである) http //www.ne.jp/asahi/game/gyakusai/kenji/k-5-1bug.html ▲ページ上へ▲
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GBA版逆転裁判公式サイトコラム/1 Web archive/2001年 消えつつあるネット上の貴重な資料を公開。 GBA版逆転裁判公式サイトコラム/1第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第1回 「ごあいさつ」 こんにちは。 逆転裁判チームの巧 舟(たくみしゅう)です。あやしげな名前ですが、断じて日本人です。このゲームでは、企画とシナリオ、ディレクターを担当しています。 "いつか、誰も経験したことがないような、新しい探偵ゲームを作りたい"‥‥、 それが入社以来、6年間の夢でした。 チャンスが巡ってきたのは、1年前。2000年8月のこと。 6年も待って、ヘボいモノを作るわけにはいきません。推理モノのおもしろさとは何か? また、それを"ゲーム"として表現するには、どういう方法を採るべきか? ‥‥トコトン考え尽くしました。 最初は、ウソを見抜くのが得意な私立探偵の物語でした。 ところが、ある日ふと、"探偵ゲーム"だからといって、何も"探偵"にこだわることはないんじゃないか‥‥? そんなことを思ったのです。 その瞬間、いきなりあるイメージがアタマに浮かびました。 舞台は法廷。ウソを見破られまいとオドオドしている証人。 その気の毒な男に指をつきつけて、 「異議あり! あなたは大ウソつきだ!」 と、大声でキメつける弁護士。追いつめられた証人は、苦しまぎれに、さらにトンでもないウソを繰り出し、事態は予想もつかなかった方向へ展開してゆく‥‥。 推理小説の世界では、1つのジャンルにまでなっている《裁判》。 あんなスリリングな世界が、なぜゲームにはないんだろう‥‥? ‥‥すべてはこの日の、一瞬のヒラメキから始まりました。 さて。この思いつきが、いかにして『逆転裁判』になっていったのか‥‥? これから、お話ししていきたいと思います。どうぞ、よろしくおつきあいください。 第2回 「会議は踊る」 最初の企画書は、1週間ほどで仕上がりました。 2000年、9月1日。 チームのみんなを集めて、初めてのミーティング。とても小さなチームで、ぼくを含めて7人しかいません。みんな初顔合わせということで、ちょっと緊張気味です。 企画書には自信があったのですが、このときの反響をヒトコトで表現するならば‥‥"悲惨"。 「えー? 探偵ゲームじゃなかったんですかぁ?」 「これならいっそ、弁護士事務所の経営シミュレーションにしたほうが‥‥」 「自分は、弁護士より裁判官になりたいッス」 「主人公をハムスターにしたらイイと思います!」 ‥‥それはもう、圧倒的に大混乱でした。 やはり、"裁判"という聞き慣れない題材がマズかったか‥‥? 7人しかいないチームが、初日にしていきなり破綻! 思わずアタマをかかえてしまいました。 ‥‥このピンチを乗り切って、1つにならなければ‥‥! ふと窓から外を見ると、裁判所が見えました。実は、カプコンから自転車で10分のところに、地方裁判所があるのです。‥‥これはホントの話ですよ。 「そうだ! 親ぼくを深めるために、みんなで裁判を傍聴しに行こう!」 この計画は、さっそく実行に移されました。おやつを持っていくヤツ、 スケッチブックを小わきにかかえているヤツ。‥‥ちょっと、不謹慎でした。 裁判所。結論から言って、そこはぼくたちの想像を超えたワンダーランドでした。 それについては‥‥次回のコラムで報告しましょう。 第3回 「裁判傍聴 (1)」 大きな裁判所なので、法廷の数は、実に50室以上。入り口の受付に1冊のノートが広げてあり、 今日の法廷スケジュールがビッシリ書き込まれています。 窃盗から殺人まで、あらゆる犯罪が並んでいるさまは、まさに"壮観"のヒトコト。 「いきなり殺人事件はヘビーだから、軽いヤツ、行きましょう」 我々は、なんとなく「ワイセツ物陳列罪・判決」の法廷に入りました。 ‥‥一番、罪がなさそうだったからですよ。 20人も座ればいっぱいになってしまうような、小さな法廷でした。 係官に連れそわれて、被告が登場。よれよれのTシャツを着た、17才ぐらいのヒョロリとしたメガネの少年です。 腰縄に、サビた手錠。‥‥いきなりナマナマしい光景。ちなみに、手錠と腰縄は、法廷内では外されます。 やがて裁判長が入ってきました。 「それでは、始めましょうか」 「起立」 「礼」 裁判長、おもむろにノートを広げて、そのメガネの少年がやったことを読み上げます。 ‥‥事務的に、しかし克明かつ鮮明に。淡々と、しかし明瞭かつ容赦なく。 「○月×日。○○ビルで、被告は××歳の女性をエレベータに連れこみ、背後から抱きしめ、 ブラウスの下から左手を差し入れ、左の×××を×××××ました。また同月×日、○○町の路上にて、 公衆が見ているのを前提の上で、自らの××××を××××し、さらに同月×日‥‥」 あのメガネの少年が、そんなコトを! ‥‥思わず目が点に。 ふと隣を見ると、さっきまで裁判長のスケッチをしていたデザイナーの手も止まっています。 しかし、これはフィクションではなく、実際に起こった事件です。 そう思うと、自然に笑いも引っこみます。 「あなたは初犯だから、執行猶予がつきます。わかりますか? 執行猶予」 「いいえ」 「じゃあ、弁護士さんに聞きなさいね」 「ハイ」 ‥‥アットホームなフンイキも、妙に印象的でした。 第4回 「裁判傍聴 (2)」 被告の有罪判決を見届けた我々は、その後、いくつかの法廷をハシゴしました。 覚醒剤不法所持、業務上過失致死とランクを上げて、最終的には、殺人罪。血まみれの包丁がぬっと出てきたり、実になまなましい犯行動機を聞かされたり。‥‥やっぱり、殺人はコワい。 裁判の傍聴は、とても有意義な体験でした。なにより、犯罪というものが、実は我々の日常生活と紙一重のところにあるんだ、という現実を思い知らされました。 そして‥‥実際の裁判は、イメージしていたものと、若干ズレがあることも。 ●裁判長は木槌を叩かない 裁判といえば当然、木槌でカン。そして「静粛に」。 ‥‥これはハズせないだろうと思っていたら、現実の裁判長はミゴトに手ぶら。そんなもの、叩きゃしません。「静粛に」もありませんでした。 ●プロは「異議あり!」がキライ 「あなた、被告の住んでいる町に、恨みでもあるんでしょう」 検察側の偏見に満ちた尋問に対して、弁護士がゆっくり立ち上がります。 (そうだ! そこで“異議あり!”だ) 本場の“異議あり!”が聞けると思って、身を乗り出したのですが‥‥。 弁護士センセイ、なぜか半笑いです。そしてアタマをかきながら、 「あ。今のソレ、ちょっと。‥‥ねえ?」 すると、検事も心得たもので、照れくさそうに笑って、 「‥‥そうですね。‥‥質問は取りさげます」 ちがうだろう! なんだよ“今のソレ”って! そこはビシッと人差し指をつきつけて「異議あり!」じゃないか! どうやら裁判の現場では、“異議あり!”なんて、はやらないみたいです。 ‥‥ちなみに、これらの現実は、いっさい『逆転裁判』には反映されていません。裁判長は、ほとんど“ハンマー”とも呼べる巨大な木槌をガンガンたたきまくり、弁護士たちは、何かにとりつかれたかのように“異議あり”と叫びたおしています。 「お前ら、裁判所にナニしに行ったんだよ!」 と、思われるかもしれませんね。 でも、そもそも裁判の傍聴は、チームの親ぼくを深めるのが目的だったわけですから‥‥。 第5回 「タイトル」 裁判の傍聴という修羅場をともにくぐり抜けた我々は、"大切なナニか"を取りもどすことができました。 これで、ゲーム制作に入る準備はカンペキです。 デザイナーはキャラクターの試行錯誤、プログラマーは基本的なシステム作り。 ぼくが最初にやったのは"タイトル案出し"でした。 これがバシッと決まれば、"○○チームの巧です"と自己紹介も可能になり、よりチームの結束が固まるはず。 当時、主人公の名前が"爽果(そうか)なるほど"だったので、 とりあえず「なるほどくんの~」シリーズをいくつか考えました。 『なるほどくんの 絶叫裁判』 『なるほどくんの 弁護道断!』 『なるほどくんの 出るトコ出ようか!』 『よかったね なるほどくん』‥‥など。 ‥‥このシリーズの中に"逆転法廷"というのもありましたが、 当時はあまり注目されませんでした。 これではあまりにフツーなので、次はちょっと、文学的なアプローチです。 『美しき判決』 『琥珀色の証言』 『君の瞳に異議あり』 『ハムスターを育てよう』‥‥など。 ‥‥アキラカに社交辞令のタイトルが1ケ、見受けられますね。 文学的なアプローチは、なんか全体的に微妙なイヤらしさが漂っていて、 あまりウケがよろしくなかった。そこで最後に、インパクト一発勝負のタイトルを考えてみました。 『サバイバン(SURVIBAN)』 『べんご3兄弟』 『潔白ブギ』 『BINGO BENGO』‥‥など。 『サバイバン』 これが、このゲームの最初のタイトルです。 ‥‥チームで発表したとき、一番ウケがよかったので決めました。 それから半年ぐらいは「サバイバンチームでーす」と名乗っていたのですが‥‥。 いつごろからか、 「なんか、変身しそう」 「宇宙刑事みたいッス」 などの声が聞かれるようになり、ついにプロデューサーから、 「意味がわからん」 と、至極もっともな意見が出されて、立ち消えてしまいました。 ‥‥でも、半年間の呪縛はなかなかのモノで、このゲームはある種、ぼくの中では今でも『サバイバン』だったりします。 第6回 「法律談義」 2000年、11月。キャラクターも固まって、ぼくは最初のシナリオ (現在の"逆転姉妹")を必死になって書いていました。 そんなある日。 「巧さん。このゲーム、法律の考証はどうするんですか?」 ‥‥いちばん触れられたくないポイントにツッコミを入れられてしまいました。 ぼくの法律に関する知識といえば、『日本には、六法全書という本がある』ぐらいのものです。 「いいんだよ、法律なんて。これは探偵ゲームなんだから」 たいていは、このヒトコトで切り抜けていたのですが‥‥、 「探偵ゲームじゃなくて、弁護士ゲームじゃないんですか!」 「現実と違うんなら、わざわざ法廷モノにすること、ないと思います!」 「遊んでくれる人たちに、間違った知識を与えちゃうカモ!」 「弁護士会から訴えられませんか!」 「苦情がくるッス!」 ‥‥チーム内外でいろいろ言われるうちに、自信が大きくグラつきました。 冷や汗が滝のように流れ出して、気分はさながら、末期の亜内検事。 そしてついに、 「ホンモノの弁護士さんに、監修してもらったほうが‥‥」 という意見が出るにいたって、チームを緊急招集。 「だれか、知り合いに弁護士がいるひとー」 「‥‥‥‥」 「じゃあ、弁護士のタマゴだったひとー」 「‥‥‥‥」 「せめて、霊媒師のタマゴだったひとは‥‥?」 「‥‥‥‥」 しかし、そう都合よく、タマゴなど転がっているものではありません。 そこで、冷静になって、もう一度コンセプトを確認。 ‥‥『逆転裁判』は、あくまで"推理ゲーム"です。 重要なのは、"現実"に近づけることではなく、法廷の持つ、 独特の"雰囲気""緊張感"を強調・再現すること。 だからこそ、裁判長は架空の木槌をたたき、成歩堂は架空の『異議あり!』を叫んでいるのです。 "現実そのまんまの法廷"なんて、このゲームには必要ない! 真犯人を極限まで追いつめて、法廷中の大喝采を受ける‥‥そのスリルと興奮。 それがゲームでイメージどおりに実現できたのは、翌年の2月でした。 ‥‥これからの数ヶ月間、我々は "ゲームとしての裁判とは?"という命題の答えを模索して、 迷い、悩みつづけることになります。 秋も深まり、寒い冬は、すぐそこまで来ていました。 第7回 「年末崩壊」 最初にゲームが遊べるようになったのは、11月末日。プロデューサーや部長など、いろいろな人にお披露目したのですが、その結果は・・。 完全敗訴。 “ふんだりけったり”とはまさに、この日の我々を形容するために生まれたコトバでした。 だれ1人、ムジュンの指摘はおろか、ツッコミさえ入れることなく即刻ゲームオーバー。呆然指数100%。大不評、大酷評の大嵐。 ちなみに、このときのゲームシステムは、現在とはずいぶん違っていました。 “一瞬のスキも許されない緊張感を!”というコンセプトのもとに、 ●完全リアルタイム制。開廷から閉廷まで一気に流れる。ツッコミどころに気づかなかったら、それはもう有罪。 ●証人の発言が、すべて法廷記録にファイルされる。ムジュンをつきつける際は、過去の全証言の中から探す。 “一瞬のスキも許されない緊張感”どころか、“どこで緊張すればいいのかわからない”というありさまでした。 ダメだ。やっぱり、裁判はムリだったのか・・!チームのみんなの顔も、曇るばかり。この日のために、いろいろ素材を作って準備してきたのに。 「おもしろくない」 想像以上のダメージで、頭がくらくらします。“1から考え直そう”ということになりましたが、“でも、そもそも1ってナニ?”という状態。もう、どうしていいかわかりません。 そしてさらに、頭の痛い問題がもう1つ、目前に迫っていました。 それは、第四開発部の忘年会。 100人規模の酔漢たちを前に、なぜかぼくは、手品ショーをやる約束をしていたのです。なんでそんな事態になったのかは省略しますが、やる以上は、せめて“へえ”と言わせなければイカンというプライドがあります。 “こんなときに、ナニやってんだオレ”と悲しく思いながら、銀の球をふわふわ浮かせたり、美女を切断したり、カプコンのビルを消したり(一部誇張アリ)。 こうして、20世紀はまさに、終わろうとしていました。 しかし。仕事納めを目前に、さらに事件が勃発。この大混乱に最後の追い討ちをかけてきました。 7人しかいないチームのメンバーが1人、“一身上のツゴウ”で会社をやめてしまったのです。 ここに、逆転裁判チーム最大の危機が訪れました。 第8回 「逆境裁判」 “チームのメンバーが、1人が抜ける”‥‥こう書いても、その圧倒的パワーは伝わらないかもしれません。“なんだ、あと6人もいるじゃん”と思われる方もいるでしょう。 しかし!‥‥これは、まさに致命的な大災害なのです。 ゲームは、いろんなパーツで構成されています。 「シナリオ」 「キャラクターのアニメーション」 「背景グラフィック」 「システム用グラフィック」 「音楽」 「効果音」 「プログラム」 ‥‥これだけで、7つあります。1人やめるということは、これらのパーツが1つ、ゴッソリなくなるということなのです。これはもう、ゲッソリという他ありません。 1月不吉日。 ついに我々は小部屋に呼び出され、サイアクの宣告を受けました。 「開発中止」 ‥‥当時、というか今も、第四開発部にヒマな人材はいません。 メンバーがいなければ当然、チームは続かない‥‥。 規模の小さいチームでなければ、なかなか気づくことのない大きな落とし穴。 それはもう、目もくらむようなチャブ台がえしでした。 ゲームの方向性も見えないまま空中分解。その、救いようのない脱力感。 ‥‥どん底にあったチームに、なんとか救済の道を見つけてくれたのは、プロデューサーと部長でした。 あろうことか、“biohazard”チームの人間が“かけもち”という形でネジ込まれたのです。彼がどんな因果を含まれたのかは‥‥コワくて聞けません。 ‥‥1月。これが『逆転裁判』のターニングポイントでした。 メンバー1人ひとりの“重さ”を思い知らされたこの事件をキッカケに、みんなの意識は1点に集中したのです。 「‥‥ゼッタイ、完成させる!」 ここからゲームは、一気に再構築への道を突き進むことになります。 第9回 「リストラ」 リストラクチャリング=再構築。 “裁判”には、それ自体“ムズカシイ”というイメージがあります。 まず何よりも、そのイメージをひっくり返すような、わかりやすいゲームシステムを確立しなければなりません。 前回の失敗を見なおして、法廷を全面的に再構築しました。 ●《証言開始》《尋問開始》を入れて、“今が考えどきだよ”と教える ●矛盾点に気づかないかぎり、先に進めないようにする ●画面にコマンドを表示して、何ができるかを示す ●矛盾の根拠となる情報を、証拠品(1個につき30文字)に凝縮する シナリオを書く人間としては、最後のポイントはまさに一大決心でした。そんな少ない情報量で、全法廷をまかなう大量の“ムジュン”を作れるのか? その答えは‥‥ゲームを遊んでくれたみなさんに判断してもらいましょう。 次に、チームのみんなが感じた問題点をそのまま列挙して、片っ端から答えを探していく作業。 朝メシ前のものから晩メシ後のものまで、おなかいっぱいの意見がブチまけられました。 「‥‥事件が起こるまでが長いですねー」 「じゃあ、前半をバッサリ、カットしようか」 「‥‥ていうか、裁判から始まったほうが」 「う。じゃあ、いっそ別のシナリオを用意しようか」 「‥‥なんか最初に、グッとくるシーンが欲しいなあ」 「じゃあ、最初に犯行シーンのデモを入れようか」 「‥‥このゲームならでは! の特徴も欲しいッス」 「じゃあ、そのデモで犯人のカオを見せちゃおうか」 「‥‥キャラクターにミリョクがないなあ」 「じゃあ、依頼人を親友にして、ムチャクチャなヤツにしようか」 ‥‥《逆転姉妹》を2話目にまわして、大急ぎで新しいエピソードを作ることに。 裁判シーンから始まる、チュートリアルも兼ねた物語。 すでに《逆転姉妹》のプロットはできていたので、それに向けた伏線も何本か、埋め込んでおきます。 みんなが何か言うたびに、ゲームのクオリティが確実に上がっていくのをヒシヒシと実感。‥‥それは本当に、とても感動的な経験でした。 ただし。このやり方は、ちょっと歯車が狂うと、 「‥‥みんなの意見は聞くのに、なんであたしのだけ‥‥」 「いやいや。だって、ハムスターはマズいだろ!」 「もう、いいです。あたしなんて‥‥」 ‥‥果てしなく噛み合わないという事態になりかねないので、注意が必要です。 こうして、2月末。ついにプロローグは完成しました。 第10回 「全力疾走」 完成形が見えてしまえば、あとはもう、ひたすら作るだけです。 2月末に、プロローグが完成。 作業を並行させて“逆転姉妹”のシナリオも書いていたので、ぼくの作業は、残る2話ぶん。 それぞれの締め切りは、3話が4月10日、最終話が5月10日でした。 シナリオに合わせてキャラクターやプログラムを作るので、遅れることはできません。 1話、約1ヶ月。 これが、一般的に速いのか遅いのかはわかりませんが、ぼくにとってはまさに、シャレにならないペースです。 しかもこの頃、ぼくの頭の中では、登場人物たちが互いにうち解けてきて、勝手におしゃべりを始めていました。というか、しゃべりすぎ。 ちょっと自動販売機を調べただけなのに、なんでこいつら、10行も20行も雑談しなきゃならんのだ! 書いてるこっちは、限界まで追いつめられてパニック寸前なのに、カンジンのなるほどくんと真宵ちゃんは、ノンキに運動会の話なんかで盛り上がっている‥‥。おまえら、早く証拠さがしにいけよ! ‥‥あまりに話が進まないので、何かを調べたときの会話は最後に回すことに。 時間の許すかぎり、好きなだけしゃべらせています。 また、1話ごとに、その規模も内容もすべてが前話よりレベルアップしていなければダメだという強迫観念もあって、これにも相当、苦しみました。 当然、物語は後半どんどんふくれあがって、必要なトリックの数もウナギのぼり。最終話なんて、永遠に終わらないのではないかとホンキで冷や汗をかきました。 幸か不幸か、ロムカートリッジの容量とスケジュールの関係から、今回は4話で打ち止め。しかし、あと1話あったら! ‥‥少しウスくなりかけているというウワサの(あくまでウワサの)ぼくの頭髪は、キレイに抜け落ちていたことでしょう。 でも、死にもの狂いで書いたシナリオに、みんなも精いっぱい、こたえてくれました。登場人物たちは表情豊かに動き、音楽や効果音は想像以上に物語を盛り上げています。プログラマーも、細かいシナリオの修正・調整を最後までくり返して、ベストを尽くしています。 3ヶ月間の、全力疾走。 ‥‥5月15日、『逆転裁判』はついに、スケジュールどおりに完成しました。 あとは、1ヶ月かけて、プログラムやシナリオのミスを修正・調整するだけ。 ブラックホールのように超高密度で、そして漆黒の3ヶ月でした。 第11回 「一期一会 (1)」 2001年6月29日。 大阪梅田の某所にて、打ち上げがおこなわれました。 プロデューサーと部長を含めて、参加者は9名。 『逆転裁判』がこういう形に仕上がったのは、このチームだったからです。 ゲームの要素すべてに彼らの意見が宿っていて、その言葉の数々は今でも耳に残っています(もちろん、ツゴウの悪いヤツは別ですが)。 メンバーが違っていたら、そこにはまた別の『逆転裁判』があったでしょう。 このゲームはぼくにとって、ほぼ理想の形で完成しました。 こんなことは、初めてです。もしかしたら、もうないかもしれません。 というわけで‥‥、みんなには、とても感謝しています。 本当にほんとうに、どうもありがとう。 ‥‥この日の打ち上げを最後に、逆転裁判チームは解散したのです。 さて。せっかくですから、このステキな連中を、みなさんに紹介したいと思います。人数も少ないことだし。 スタッフロールでもながめながら、読んでみてください。 まずは、キャラクターデザインとグラフィック担当から始めましょう。 逆転チーム紅一点のスエカネさんと、辰郎くん。 このゲームの映像素材は、すべてこの2人が描いています。 特に登場人物の設定面で、スエカネさんには言葉に尽くせないほど助けられました。 その中でも最大の功績は、御剣怜侍。 ぼくが設定した御剣検事は、40代のオヤジ。つかれ果てたドラキュラみたいなオトコでした。 彼を若返らせて、なるほどくんのライバルに仕立て上げたのは、彼女です。 これだけでも、3本の指に入る殊勲賞モノと言えるでしょう。 ‥‥あぶなかったね、御剣検事。 「かわいい霊媒師と、その姉さん」 「トノサマンって名前のヒーロー」 ‥‥ぼくの素っ気ない注文をもとに、あそこまで人のハートをワシづかみにするキャラクターを次々に生み出す彼女がいなければ、『逆転裁判』はあり得なかったでしょう。 辰郎くんは新人で、このゲームで堂々のデビューをかざりました。 特に、オヤジ系のキャラを描かせたら右に出るものはいません。 カツラを飛ばしたりユビワを光らせたり汁を飛ばしたり指を鳴らしたり‥‥と、そのあふれる才能を遺憾なく発揮しています。 特にカツラのネタは、いつのまにかこのゲームを象徴する地位にまで昇格してしまい、ちょっと悔しい。 これだけでも、やはり3本の指に入る殊勲賞モノと言えるでしょう。 ぼくは根本的に“キャラを立てる”というのがニガテです。 2人はその点に関して、徹底的にこだわってくれました。 スエカネさんにたしなめられ、辰郎くんにマユをひそめられながら、かなりの苦戦を強いられたのですが‥‥。 結果は、彼らが全面的に正しかったことが証明されました。 第12回 「一期一会 (2)」 さて。前回のつづきです。 プログラマーから紹介していきましょう。 グラフィックやテキスト、サウンドなどの素材を、ゲームの形に仕上げる男たち。 大谷くんとエンドーくんの2人が担当しています。 まずは、大谷くん。このゲームのメインシステムを組み上げた男です。 ゲームの“サクサク感”を追求する、とても彼らしい仕上がりになっています。 また、彼は、ぼくの精神安定剤でもありました。 シナリオを書いていて、自分でも『いいのかコレ』とクビをかしげるようなアイデアを思いつくことがあります。そんなときは、すかさず彼に相談。 「ワシはアリやと思うで」 よっぽどのことがないかぎり、大谷くんは力強くこう言います。 ぼくはそれを信じて、心の安らぎを取りもどすのです。 これだけで、3本の指に入る殊勲賞モノと言えるでしょう。 「ワシはアリやと思うで」 と言う大谷くんの横で薄笑いを浮かべているのが、エンドーくんです。 その笑顔は、 「ボクはナシだと思いますけどね」 と、雄弁に物語っています。 シナリオの穴をうれしそうに報告するのは、彼の専売特許。 彼の笑顔に“異議あり!”‥‥そんな感じです。 もちろん、彼の指摘によってシナリオの完成度が上がったのは、言うまでもありません。探偵パートの攻略も、ずいぶん引きしまりました。 エンドーくん自身の仕事でも、そのコダワリはキラリと光を放っています。 第三話・オープニングで、BGMにピタリと合った小気味よいアクションは、彼の傑作です。 やっぱり、3本の指に入る殊勲賞モノと言えるでしょう。 次はサウンドパート。BGMのスギモリくんと、効果音の森くん。 まずは、スギモリくん。 なにか意見を聞くと、2cmぐらいズレたことを言う、ちょっと歯がゆい男です。 ただ、彼については、忘れられない思い出が1つ、あります。 制作の終盤、最終話のプロット作りで死にそうになっていたぼくのところにきて、 「トノサマン、最高でした」 と言ってくれたこと。 シナリオ執筆期間中、チーム内でほめられたのは、これが初めてだったのです。 個人的には、これだけで3本の指に入る殊勲賞モノと確実に言えます。 ただし、彼はその後、執筆中の最終話を読んで 「トノサマンの方がおもしろいです」 と言ってしまったため、地に落ちました。 そして、森くん。 いそがしい中、“biohazard”チームから助っ人として参加してくれた、ナイスガイ。 銃声をリクエストしたら、瞬時に30種類ぐらい引っぱり出してきました。 彼は、とてもやさしい目をしています。そして、なにを相談しても 「弁護士事務所の経営パートを入れたらええのんちゃうん」 「4つのエピソードにつながりを持たせたらええのんちゃうん」 の2つしか言わなかった、ニクいあんちくしょうです。 最初は、『両方とも必要ないや』と思って聞こえないフリをしていました。 しかし、いつしか彼のコトバは、しっかり脳髄にスリ込まれていたのです。 4つのエピソードが一貫した物語になったのは、完全に彼の功績です。 これだけで、3本の指に入る殊勲賞モノと言えるでしょう。 第13回 「一期一会 (3)」 チームの紹介も、いよいよ今回で最後です。 製作総指揮の三上部長と、プロデューサーの稲葉くん。 言うまでもなく、このゲーム誕生のキッカケを作ってくれた人たちです。 「好きに作っていいよ」 メンバーを集めて、1年近い時間をもらいました。 三上さんには、ゲームシステムの形が見えるまで、毎度のことながら相当お世話になっています。 最初の法廷パート、その改定案、そのまた改定案‥‥と、最終的に《証拠品をつきつける》という形に到達するまで、実にシンボウ強くつきあっていただきました。 ゲームの“つかみ”という部分に関しては最後までマユが八の字だった三上さんですが、“わかりやすさ”に関しては、なんとか要望にこたえられたと思っています。 そして最後に、稲葉くん。 彼のシゴトは、『逆転裁判』をより多くの人が楽しめるようにすること。 たとえばそれは、キャラクターであったり、物語であったり‥‥。 マニアックな方向に走りがちなシナリオ書きをなだめすかし、時にはナミダを飲んで鉄拳制裁を加えることもあったというウワサです。 彼の最大の功績は、なんといってもこの公式ホームページに体験版を作ったことでしょう。 タイトルが与える“どこかカタいイメージ”を打ち砕く、まさに最高のアイデアだったと思います。 『逆転裁判』は、とても小さなプロジェクトでした。それゆえ、プロデュースにもかなり制限が多かったようです。しかし、それを楽しむかのように、さまざまな広告・宣伝活動を展開するオトコ‥‥それが、稲葉くんです。 さて。チームの結成から解散まで、『逆転裁判』の物語はこれでおしまいです。 コラムの方は‥‥もう少し、つづけたいと思います。 製作中、ぼくのアタマをいつも悩ませつづけた“シナリオ”。 このやっかいなシロモノを中心に、お話ししていくつもりです。 もうしばらく、おつきあいください。 次 ▲ページ上へ▲
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1.要素配置中に表示される座標情報にTABキーにて[位置をマーク]ボタンを表示させ、クリックする。 2.カーソルの位置にもとづいた主軸参照線が追加表示される。 丸山
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SS5号事件の謎 茜の年齢について 消化不良な点水秤鏡はなぜ誘拐の事実の確認もせずに実際にはイチヤナギを間違えて誘拐してしまった誘拐犯の指示に従い裁判を終わらせようとしたのか? 籠目つばさは本当に一柳万才を殺そうとしていたのか? 伊丹乙女はどうしてありもしない死体の鑑定書を作ったのか? 証明不足の証拠品の数々ゴミ捨て場から証拠品が見つかったとしてそれ証拠品としての価値があるのか? 籠目つばさを殺害した凶器のオークションハンマーは結局どこに行った? 死体の冷凍保存は不可能ではないのか? その他 信楽の冥に対する態度について http //toki.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1298896571/ 509 :枯れた名無しの水平思考 :2011/03/03(木) 16 21 07.90 ID 3bmVnxniO 信楽さんはなんで冥ちゃんに優しいんだ? あれだけ尊敬してる師匠殺した犯人の娘なんか 普通はハグどころか顔も見たくないと思うが (以下一部抜粋、詳細なやりとりはスレを御覧ください。) 514 :枯れた名無しの水平思考 :2011/03/03(木) 16 26 47.95 ID QZEWESX00 信楽さん的に尊敬する師匠の息子が敵に弟子入りってのは よりによって息子に師匠を全否定されたような気持ちだったんじゃないかな 冥に対する態度がおかしいんじゃなくて 御剣親子に対してそれだけの思い入れがあったってことで 559 :枯れた名無しの水平思考 :2011/03/03(木) 19 05 52.89 ID U/EXxZsx0 信楽は大人なんだよ。 息子が克服してるのに、冥にわだかまりのある弁護士なんていやだ。 親の人殺しも御剣が門下に入るのも冥には責任無いことだし。 569 :枯れた名無しの水平思考 :2011/03/03(木) 19 40 34.22 ID U/EXxZsx0 >>564 弁護士の道を自分の意志で捨てた御剣と、冥は立場が違う。 同じように糾弾したら信楽嫌いになるから無くてよかった。 570 :枯れた名無しの水平思考 :2011/03/03(木) 19 41 04.95 ID 0y0tynia0 実は2話開始の時点で御剣が変わった(変わりつつある)事を理解していたんじゃないかな 憎まれ役をやる事で、「狩魔に身を寄せた」という負い目がある御剣に「過ちを改め、初心に返ったのだ」と宣言させるように仕向けたんじゃないかな、と思うのは考え過ぎだろうか 4~5話の時系列 バルーンについて 草太は宣伝のため、バルーンを何度か飛ばしていた。ミリカによると、「この辺りに住んでる人たちはみんな見たことあるんじゃないかな」「ここしばらくは、バルーンは草太以外誰も使っていない」。 草太によると、バルーンを飛ばす場所は、「ひのまるコロシアム近くのちょっと広い公園」から。公園まではトラックを使って運んでいる。 4/3 夜 鳳院坊了賢が脱獄。虎狼死屋左々右エ門によると、彼が訪ねにきた4/3夜には了賢の独房は無人になっていた。 ここ数日、ナツミと速水は闇オークションの存在を嗅ぎつけ、ビッグタワー周辺を張り込んでいた。ナツミは4日深夜にタワーに潜入、速水は4日夜から周囲の無線の傍受を行っていた。 4/4 19 28 記憶喪失の一条美雲が持たされていた、ビッグタワー展望台チケット半券に記録されていた時間。 黒幕の用意した手紙以外は万才が用意したもの、とゲーム中で説明があるが、万才が美雲に罪をなすりつけるのを思いついたのは、後述の通りオークション後に美雲を発見した時である。そのため、万才が事前に高校生用の「4月4日 19 28」というチケットを用意していたとは考えられない。 ビッグタワーのチケット売り場に万才の息のかかった誰かがいて、チケットをすぐさま偽造できたか、実はチケットも黒幕が準備していたものであったかのいずれかではないだろうか。 4/4 夜 美雲、手紙でひょうたん湖公園に呼び出される。赤いレインコートの人物=黒幕に睡眠薬「スヤミン3Z」をかがされて気絶。草太は美雲の服に偽の手紙を入れ、ヤタガラスのバッジに盗聴器を仕掛ける。彼女を連れてタチミ・サーカスのバルーンでビッグタワーに向かう。 4/4 22 15 カードキーの使用記録より、この時間に検事審査会・審議室に水鏡秤が入っている。IS-7号事件の資料を持ち出すことが目的。この後、王大統領と会っている。 4/4 23 05 ビッグタワー屋上のエレベータから降りてくる人物を撮影する監視カメラに、王大統領(影武者)と水鏡が映る。数十分後に水鏡のみエレベータで降りていくのが確認される。 4/5 00 52 カードキーの使用記録より、この時間に検事審査会・審議室に籠目つばさが入っている。 カードキーの使用記録について 籠目はオークションの客だったため、屋上ハッチから審議室に入りオークションに参加したはずである。万才が籠目殺害後、籠目の行動のつじつまを合わせるため、わざとカードキーを使ったと考えるべきか。この夜に籠目がカードキーを使っていたことにしないと、審議室に入るために他のルートがあったことがバレてしまう。そうだとすれば、「4/5 00 52」という時間は、犯行全てが終了した時間以降だったということになる。 ビッグタワー屋上の出来事 4日23 05より、王大統領(影武者)はビッグタワーのオーナーに命じて屋上の人払いをし、水鏡とふたりで会う。水鏡の目的は、アミが亡くなったことと、詩紋が元気であることを王大統領に伝えるためであった。シシユリはアミのことを知っていることを証明するためだった。水鏡は王大統領(影武者)にシシユリを渡す。 数十分後、気絶した美雲と黒幕が乗ったバルーンが接近、王大統領(影武者)は気付くが水鏡は気づかない。王大統領(影武者)は水鏡をエレベータで先に帰し、接近してくるバルーンの中の黒幕に発砲するが、バルーンのカゴの底に当たる。 見に危険を感じた黒幕はバルーンを操縦し王大統領(影武者)を押しつぶす。この時にカゴの底にシシユリの花粉が付く(なお、水鏡が渡したものと同じ花の花粉かどうかの調査は、茜が言ったとおり可能である)。 屋上に降りた黒幕は、気絶したままの美雲を置き去りにし、死亡した王大統領(影武者)をバルーンに乗せ飛び去る。王大統領(影武者)の死体を置きっぱなしにしておくと、翌日発覚するであろう、籠目つばさ殺害事件の計画が狂うからである。死体をひのまる倉庫に隠し、倉庫の温度を下げることで死亡推定時刻をずらそうと画策し、成功(後に死亡推定時刻は4/5 23時とされた)。 犯行時刻が4日23時以降で翌23時には死体放棄完了済みで、移動時間や体温が下がっていく時間を加えても24時間にはまったく届かないが、死亡推定時刻は丸一日ずれている。 王大統領(影武者)の銃は回収し、密かに隠し持っていた。最後に虎狼死屋左々右エ門に向けて撃とうとしたものの、見破られ失敗している。 ヤタガラスのバッジに盗聴器が付いていたため、美雲の周囲の音は、速水が無線の傍受で録音したテープに残されていた。ただし、王大統領(影武者)がバルーンを撃ってきた直後に、一度盗聴器のスイッチは切られている。 黒幕による、王大統領(影武者)の行動の推測 王大統領(影武者)は水鏡に呼び出された時に、彼女が相沢詩紋の素性を知る者と知り、自分が影武者であることがバレることを恐れた。よって、王大統領(影武者)は水鏡と会うことにした。銃で水鏡を殺害しようと計画したのである。だが、バルーンが接近したため、殺害を断念し、水鏡を帰らせた。水鏡と相沢詩紋の繋がりが判明し、彼らが王大統領が偽物であると知らない以上、両者の殺害はいつでも可能だからである。 王大統領(影武者)が銃を所持していた以上、黒幕の推測は当たっていたと見て良いだろう。 謎なのは、第1話で銃を怖がっていた王大統領(影武者)が、何故銃を使った殺害を企てたのかということである。 また、飛んできたバルーンにいきなり発砲した理由もよくわからない。臆病な性格の王大統領(影武者)は、人払いをして水鏡を殺害しようと計画していたところに、予想外の珍客が現れたため、動揺してしまったのであろうか。さらには「ビルの屋上で深夜に発砲」などすれば誰かに通報されるなりするものと思われるが、なんらの言及がないことも不自然だといわざるを得ない。 ところで、発砲してきた相手をバルーンで押しつぶした黒幕の行為は正当防衛の可能性があると思われる(ゲーム内での正当防衛の存在については「裁判2」で冥が触れている)。"教唆"についてあれだけ持論をぶった黒幕が、この点に一切触れなかったことも謎である。 闇オークションの流れ 万才は事前に、籠目からの手紙(第5話後編で黒幕本人が語った通り、実際は、黒幕が送ったもの)を受け取っている。その手紙から、籠目に復讐される可能性があると考え、事前に殺害計画を練る。武藤瞳子を脅し共犯とし、カツラやオークションマスターの衣装等を用意した。 オークション会場=検事審査会・審議室への入口はカードキーを使う検事審査会・審議室入り口と、ビッグタワー屋上のハッチ~51階倉庫を経由したルートのみ。 オークションの存在を隠すため(カードキーの使用記録を残さないため)、客は屋上のハッチから入り、お面を付け審議室に降りた。 この夜、闇オークションに参加したのは、オークションマスター=一柳万才、11人の客(この中に籠目つばさも含まれる)、後で籠目と入れ替わった武藤瞳子の合計13人。 オークションの前に武藤瞳子は倉庫内の衣装箱の中に入り、オークションマスターこと一柳万才が箱を鎖で縛り鍵を掛ける。なお、衣装箱の中には武藤用のカツラと万才の付け髭も入っていた。 武藤が隠れた後にナツミが倉庫に侵入し、アリフ・レッド像の裏に隠れる。 オークション開始。籠目つばさはボルモスの人形を競り落として、オークションマスターと共に51階へ。 籠目、復讐のため万才に襲いかかるものの、万才はオークションハンマーで籠目を殴り殺害(したと思っていたが、実際はまだ息があった)、衣装箱を開けて武藤を外に出し、籠目を中に入れる。 武藤は籠目の服や仮面を付け、準備してあったカツラも付けてオークション会場へ。ただし裸の籠目を不憫に思い、オークションマスターには秘密で近くにあった赤いレインコートを彼女に着せている。 オークションマスターもオークション会場に戻り、オークションを再開する。オークションハンマーは血がついたので、以降使っていない。オークションハンマーをどう始末したかは、ゲーム中では不明のまま。また、武藤が元々着ていた服をどうしたのかも触れられていない。 籠目つばさは意識を取り戻して衣装箱から出る。この時の音を聞きつけたナツミは、籠目の後ろ姿を写真に収める。この時同時に、ブラインドの向こうに黒幕の乗ったバルーンの目玉模様が写る。 この直後にナツミはオークション会場をリフトの隙間から見て、客が11人であることを確認。 (およそこのころに、少し上の屋上で王大統領が発砲し、押しつぶされているが、ナツミは銃声については言及していない。) 籠目は自力でビッグタワー屋上に出るが、力尽きて死亡。 美雲は意識を取り戻すが意識がはっきりせず、ぼーっと歩きまわっていたところ、屋上で倒れていた籠目を見て驚き、慌てて後ろに下がったところ、開けっ放しだったハッチから51階に落下。ショックで記憶喪失となる。 美雲が落下した時の音を聞いて驚いたナツミは気絶。気がついたのは、後に御剣たちが倉庫に入ってきた頃だった。 オークションは続行、武藤はオークションマスターの命令で衣装箱を競り落とす。会計のため武藤、マスターが倉庫に上がった時には衣装箱はカラで、美雲がはしごの前に倒れていた。更に屋上で籠目も発見。 武藤は衣装箱に美雲と籠目を入れるが、赤いレインコートは武藤がマスターに黙って着せたものだったので、武藤はそれを脱がし処分(後に鑑識に発見される)。籠目に予め用意していたマスターの服を着せる。 マスターは、籠目の服より、美雲からと思われる手紙を発見。更に美雲からも、籠目からと思われる手紙を発見。2つの手紙から、万才は二人がお互いの目的(美雲は約束ノートの強奪、籠目は万才への復讐)のために協力していると考え、美雲に罪をなすりつけることを思いつき、美雲にニセの証拠品を持たせて、伊丹大学病院に運ばせる。 籠目の遺体は、倉庫にあったしょく台を刺してリフトで検事審査会・審議室へ、そこでしょく台を抜き、大量の血痕を女神像の前に残し、殺人が50階で行われたように見せかける。更に、美雲の犯罪に見せかけるために手紙を左胸ポケットに入れた。 4/5 13 23 (第4話開始)御剣の執務室に、武藤瞳子が記憶喪失の美雲を連れてくる。 4/5 某時刻 御剣一行、ビッグタワー前でボルモス映画の撮影中の相沢詩紋たちとすれ違う。(ビッグタワーの時計によると14時少し前)なお、タワー裏・空き地にて、日が出ているうちに第5話に出てくる、ボルモス、詩紋、間宮由美子の記念写真を撮影したと思われる。 4/5 14 18 御剣一行、ビッグタワー屋上へ。この頃、検事審査会・審議室で死体発見。 4/5 14 36 御剣一行、検事審査会・審議室へ。狩魔冥と再会、籠目つばさの死体等を調査。一柳万才の登場で逮捕されかかる美雲に対し、御剣は検事バッジを置く。逃亡する美雲を追って御剣も検事審査会・審議室を出て行く。 (この後3時間以上、御剣は美雲を捜索していたと思われる。この間にテレビで容疑者の逃亡が報じられる) 4/5 17 58 御剣、執務室に戻る。駆けつけた信楽に事情を説明。二人は再びビッグタワーに向かう。 4/5 18 42 御剣と信楽、ビッグタワー屋上に到着。美雲、茜と合流。(テレビ画面を調べた時の時計は18時53分くらい) 4/5 19 06 御剣一行、51階倉庫に侵入。美雲の落下音で気絶し眠っていたナツミが起きて、御剣たちと合流。 4/5 19 43 御剣一行、再び検事審査会・審議室へ。一柳らと鉢合わせ、冥と対決。最終的に御剣、美雲は逮捕され、留置所へ。 4/5夜のタワー裏の空き地 万才は王大統領(本物)の死体を掘り出すため、空き地裏口のチェーンを切って侵入。3箇所をハンマーでコンクリートを割って、スコップで土を掘る。3つ目でようやく死体を発見。 死体をバッグに詰め、穴を埋めた所に、相沢詩紋が演技の練習のため、正面入口からやってくる(後で様子を見に来た間宮由美子の証言によると、22時頃には練習をしていた)。万才は身を隠すためにボルモスの着ぐるみの中へ。着ぐるみの中がコンクリート片で汚れる。詩紋は屋上でストーブを付けて準備、ストーブを消し忘れたまま下へ。ヘッドフォンを付け(詩紋曰く、映画のBGMを爆音で流していた)、ビデオを回して練習開始。ビデオには万才の掘った穴も映る。 黒幕は王大統領(影武者)の死体をバルーンに乗せ、再びタワー屋上に放置しようと考えていた。しかしバルーンで飛んでいるうちに、タワー裏の空き地の火事でボルモスのアタマが落下するのを発見。これを見て、相沢詩紋に罪を着せる計画を思いつき、空き地にロープでつるして死体を降ろすことにした。降ろした瞬間が、練習中のビデオに映る。 23時頃(水鏡の証言より)、水鏡から詩紋に電話(携帯はバイブにしてあったので、ヘッドフォンをしていても気付いた)。カメラを回していたため、電話の内容も記録されてしまうことを恐れた詩紋は、空き地から一回離れて電話に出た。 電話を終えた詩紋は、戻ってきた時に、王大統領(影武者)の死体と、火事の不始末で落下したボルモスのアタマに気付く。屋上の火は小さかったので詩紋ひとりで消火。死体の上の潰れたシシユリを見て、水鏡が家から持って出たシシユリのことを思い出し、水鏡が関与しているのではないかと考え、ボルモスのアタマを元の場所に片付けてシシユリを持ち去った。なお、この時詩紋はビッグタワーのゴミ捨て場に捨てようとしたが、鍵がかかっていたので捨てられなかったため、翌日に捨てに行っている。 万才はバッグを持って帰宅。どのタイミングで空き地から出たかはゲーム中でははっきりしないが、詩紋が練習を終えて出て行った後だろう。 正面入り口は詩紋が鍵をかけたであろうから万才は裏口から出たと思われる。 その際に王大統領(影武者)の死体の側を通るため、死体を見ている可能性が非常に高い。 万才が何らかの意図を持って死亡推定時刻の改ざんを行ったとすると、不審な死亡推定時刻にも納得ができるだろう。 4/6 朝 一柳弓彦、何かを新聞紙にくるんだものを持っている一柳万才とガレージですれ違う。万才は留置所に向かう前にそれ=証拠品のノミと鈴とナイフを捨てた。御剣、留置所で朝を迎える。水鏡と面会。水鏡によると、この時信楽と茜は御剣への面会に来たが断られている。冥は捜査中。面会後、監房で美雲を連れた万才と出会う。この時の会話を、イトノコはこっそり聞いていた。 4/6 08 30 検事審査会・審議室で御剣の審議。最終的に一柳万才が逮捕され、一柳弓彦は行方不明に。 4/6 09 44 籠目つばさ殺害事件解決。美雲の約束ノートと、記憶が戻る。水鏡は美和マリーの裁判へ向かう。 一柳弓彦はビッグタワーから降りてきた所で、万才の部下である二人組の男に「水鏡を知っているか」と尋ねられ、知っていると答えたところ、相沢詩紋と間違えられて誘拐されてしまう(速水ミキコが目撃)。広場に警官が居たため、英都撮影所のロケバスから盗んだ箱に入れ、タクシーにより一柳の家に運ばれ監禁。 4/6 朝 間宮由美子がタワー裏・空き地で王帝君(影武者)の死体発見。知らせるために外に出る。狼は間宮由美子の声を聞きつけてタワー側の入り口から空き地に入る。 4/6 10 02 (第5話開始)タワー前に降りてきた御剣たちは間宮由美子の死体発見の知らせを聞いて現場へ。 4/6 10 05 御剣一行、タワー裏・空き地に到着。王帝君(影武者)の死体発見。狼と再会。 詩紋は御剣たちが捜査をしている間に空き地を離れる。目撃した荷星によると、詩紋は一度ロケバスに乗り込んでいるが、機材のチェックをしている間にいなくなった。イトノコの話では、ロケバスから降りて、ゴミ捨て場に歩いていった。ゴミ捨て場でシシユリを捨てたところで、後ろから押さえこまれ、黒幕に睡眠薬「スヤミン3Z」をかがされ、粗大ゴミの中へ。詩紋の牛乳パックが残る。 4/6 10 54 相沢詩紋が居なくなったことに気付いた御剣一行がビッグタワー前にやってくる。 4/6 11 00 ビッグタワーにゴミ収集車が来て、粗大ゴミを回収。詩紋はゴミと一緒に搬出される。黒幕は、あかつきゴミ処理場にて「間違って捨ててしまった」等適当な言い訳をして、詩紋を回収し、ひのまる倉庫に運んだ。 裁判開始前に水鏡に脅迫電話。この脅迫電話は、一柳弓彦を誘拐した者たちから。 4/6 11 23 地方裁判所第3法廷で、美和マリーの裁判開始。裁判官は水鏡秤、検事は狩魔冥、弁護士は信楽盾之。開始直後、一部の証拠品紛失のため、一時休廷。 4/6 11 38 御剣一行、裁判所ロビーでミリカ、草太と再会。(ミリカ、草太が裁判の傍聴に遅れたのは、草太があかつきゴミ処理場に行っていたため)冥たちと会話。15分の休廷ののち、裁判の引き伸ばし作戦に入る。ミリカ、草太は一柳弓彦の捜索へ。御剣は水鏡から真相を聞き出し、彼女の携帯電話を預かって美雲と詩紋捜索に向かう。 4/6 12 10 御剣と美雲、ビッグタワー前で捜索開始。この時点で車体の冷えた青いトラックが止まっており、4/6午前中に出入りした車は、タクシーと青いトラックのみだったと警官が言っている。御剣は、青いトラック=粗大ゴミの収集車であり、粗大ゴミの収集車であったため、普通のトラックと大差ないものが来たのだと推理。ゴミ捨て場に鍵がかかっていたことから、本物の粗大ゴミの収集車と考える。 トラックについて 車体の冷えた青いトラック=バルーン運搬用のトラック(警官の証言では4/6午前中に出入りしていない、つまりそれ以前から置きっぱなし。13 40のタワー前広場には、このトラックは既に無い。17 30にはタチミ・サーカスに戻っているので、それまでには黒幕が移動したと考えられる。) 警官の言っている青いトラック=粗大ゴミの収集車(4/6 11時にやってきた) この時点ではどちらも「青いトラック」と言っているのでややこしいが、後編ではきちんと、2台のトラックが別物である説明がされている。 そうだとしても、何故バルーン運搬用のトラックがビッグタワー前に放置されていたのかははっきりしない。バルーンを飛ばすためにトラックを移動させるなら、ビッグタワー前に止める必要はないからである(ビッグタワー前広場でバルーンを組み立て、飛ばすことが可能なら、話は別である。これが正しいなら、一応筋は通る)。 4/6 12 33 御剣たち、ナツミと速水に再会。 4/6 12 57 御剣たち、タクシーで一柳邸へ。一柳弓彦を救出し説得するが、逃げられる。 4/6 13 15 御剣たち、ビッグタワー前に戻る。御剣は信楽に携帯電話で状況を報告、信楽は万才を法廷に召喚することにする。ビッグタワーから一柳弓彦が出てくる(51階倉庫で金庫の中を探して出てきたところ)。弓彦、ゴミ捨て場へ向かい、証拠品を探す。御剣たちも51階倉庫へ。金庫を調べ、報告書と遺品を回収。帰る際に、屋上で虎狼死屋左々右エ門と会話。御剣たち、ビッグタワー前に戻る。水鏡の携帯電話に、黒幕からの電話。御剣が電話に出た直後に、黒幕は速水が誘拐のことを知っていたことから無線を傍受されているかもしれないと感づいて、リモコンで盗聴器のスイッチを切っている(このため、速水は無線の盗聴を行っていたものの、会話の録音に失敗)。この時点で草太はひのまる倉庫に居たため、ひのまるコロシアムの花火の音が電話に入った。盗聴器発見、御剣は盗聴器の電源を切る(実際は、既に黒幕によってリモコンで電源を切られていた)。速水と再会(少し前に無線の傍受でボルモスの炎を吐く音‥‥ではなく、バルーンのバーナーの音を拾う)。 4/6 13 40 ビッグタワー前の捜査再開。イトノコ、ミリカ、草太と再会。イトノコと美雲は相沢詩紋捜索へ、御剣は地方裁判所第3法廷へ。 4/6 14 16 地方裁判所第3法廷に御剣が駆けつける。更にゴミ捨て場で証拠品を見つけてきた一柳弓彦も合流、相沢詩紋も発見され、美和マリーと一柳万才にトドメを刺す。裁判後、狼が、水鏡と詩紋を王帝君(影武者)殺害の容疑者とする。相沢詩紋が発見されたひのまる倉庫には、「スヤミン3Z」のカラ瓶も転がっていた。 4/6 14 52 御剣一行、タワー裏・空き地で王帝君(影武者)殺害事件の検証。黒服軍団や、SS-5号事件の資料を持った冥と信楽も合流。 4/6 15 25 御剣一行、タワー前広場で、SS-5号事件を再現し捜査。出生の秘密を知った相沢詩紋は逃亡。 4/6 16 51 相沢詩紋、タワー裏・空き地にて発見。御剣と狼、SS-5号事件の真相について対決。脱獄した鳳院坊了賢が現れ、SS-5号事件真相を語る。それにより、黒幕の正体が判明。鳳院坊了賢、逃亡。 4/6 17 30 タチミ・サーカスで、黒幕を突き詰める。 バルーンアタックは本当に可能なのか? まず、逆転シリーズのトンデモトリックにツッコミを入れるのは野暮と承知した上での内容であることをお断りしておく。 結論としては、熱気球でピンポイント着陸を狙うことは不可能ではないが、難易度は非常に高い。 熱気球の基礎知識については、以下を参照。 なお、現在の日本においては、熱気球の操作にはライセンスが必要。 日本気球連盟 http //www.jballoon.jp/index.html Honda|熱気球ホンダグランプリ http //www.honda.co.jp/balloon/index.html 熱気球に実際に乗っている人のレポートは以下が詳しい。 熱気球入門講座 http //www.jimmori.com/balloon/nuomon/nuomon.htm インフレ (膨らます作業) 通常4人程度の人数でこの作業は、行う (中略) 気球には、舵が有りません 全ての 動きは、風任せです では どうやって方向をコントロールしているかと 言うと 風を利用しているのです 風は 高度により吹いている 方向や早さが異なる特性があり 気球が上昇したり 降下したり あるいは一定の 高度を維持 する事により 進行方向をコントロールしている のです (中略) 気球のフライトは、ゲームセンターのUFOキャッチャーと同じ方法でしており 上手なかたは 4kmフライトして 目標に10センチ以内に 到達する程 以上の通り、黒幕の気球操作の腕はかなりのものと言えるだろう。 しかしこうなると、それなりの長距離のフライトをしなければ微調整はできない、と言うことであり 現場で偽大統領に銃撃を受けていた黒幕が偽大統領狙って着陸することは不可能に近いということである、 普通に考えれば予め決めていた着陸ポイントに大統領がいてその大統領が銃撃をしたきたから微調整ができずそのまま押し潰してしまった ということになってしまうだろう… SS5号事件の謎 逆転検事2>SS5号事件とは を参照。 茜の年齢について http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1193922966/ 774 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/14(月) 01 44 43 ID sSl05sxp ちょっと疑問なんだけど 茜って蘇るのとき2月で高2の16歳だったんだから検事2では19歳じゃないの? 775 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/14(月) 12 55 39 ID +K70E7X6 蘇る逆転で茜とナルホドが出会ったのは2017年の2月22日、 このとき茜は高校2年の16歳。 ということは2月末~4月1日の間に茜の誕生日があるってことだよな。 検事2の第4話で茜と御剣が再会したのは2019年の4月5日・・・ あれ?確かに検事2の時点で19歳じゃないとおかしいね 781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/17(木) 10 56 36 ID zkktQV/2 774-775 ところが2026年6月には25歳であることから逆算すると 18歳で合っていると思われる そもそも蘇るで高校二年生と自己紹介しているが、それは 「今年の春に高校二年生になる」という意味だった、 と少々強引だが、自分はそう解釈している もしそうなら、2017年2月までに16歳になっていることになるので 矛盾が解消される 現に、まだ高校生のくせにカガク捜査官を名乗るなど 茜は早く大人になりたいあまりフライング自己紹介する傾向が見られる 命ほど大切なルミノール試薬に「1-3ほうづきあかね」と名前を書いていることから 蘇るの時点ではまだ高校一年だったという推測が立つ 782 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/17(木) 13 13 49 ID YhU2Vi+K 全部ひらがなで書いてるあたり、小学校に入学した時に手に入れたんじゃないかとも考えられるが 783 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/18(金) 00 21 34 ID LM3CORt/ あれお小遣い貯めて買ったとか言ってなかったけ? 小1で買えるのかな 784 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/18(金) 12 48 22 ID PfeHLVHl 781 なるほど㌧ やっぱり真宵や冥とは学年が1個下ってことでいいんだな 茜がカガク捜査官になりたいと思ったのって、SL-9号事件後だっけ? 消化不良な点 動機と行動が矛盾している人物が何名かいる、本作中では言及されずにいたが明らかにおかしい行動を取っている。 また証拠などの所在が明らかにならないままで終わっている点が多い。 水秤鏡はなぜ誘拐の事実の確認もせずに実際にはイチヤナギを間違えて誘拐してしまった誘拐犯の指示に従い裁判を終わらせようとしたのか? 彼女の立場で考えれば証明が取れるまで誘拐犯の言う事を聞かなくてもいいはずである。 なぜならば、本当には誘拐していないので誘拐の事実自体が確認できないからだ。 声を聞かせてもらう事もシモンが持っている携帯で確認を取る事も不可能、 スタジオに確認を取っていたとしたらニボシ達が探していない筈がない。 本当に誘拐していた黒幕が脅していたとしても、それならば「有罪にしろ」と真逆の要求をするはずである。 彼女は誘拐犯がどうやって誘拐の事実を証明したのか話さなかったが、 誘拐していないのに水秤を騙すほどの相当凄腕の誘拐犯だったか、水秤が我を忘れすぎて妄信してしまったかのどちらかだろう… しかし前者にしたら、そんな凄腕がどうして標的を間違えたのか?後者だとしたら、あれほど作中では厳格な彼女がどうして猛進してしまったのか、という疑問が残ってしまう… 籠目つばさは本当に一柳万才を殺そうとしていたのか? これについて登場人物たちは推論だけで言っているが、 籠目つばさが殺意を持っていたとするとおかしな行動が多い。 結局どうやって殺すつもりだった? 結局、彼女は万才をどうやって殺すつもりだったのかわかっていない、 女性が腕力で立ち向かうとは思えないが。 凶器はどんなものを使うつもりだったのだろうか? そもそも殺意があったという証拠は何処にもないのでは? 作中ではミカガミが許されない行為といっている為に「復讐殺人」を連想してしまうが、 彼女には殺人をする必要などない、復讐をしたいならばオークションの存在を世間にばらせば良いだけのはず。 伊丹乙女はどうしてありもしない死体の鑑定書を作ったのか? 理由に対しては一切不明誰も解明しようとはしていない、現在の事件では医師として信用に関わると言っておきながらどうして? 武藤瞳子は脅されたといっているがどうして脅された? 武藤瞳子はどうして伊丹乙女に相談しなかった? 作中では武藤瞳子の鑑定書改ざんは単独犯とされているが、 18年前に自分の祖母が改ざんを行っていて、それが原因で自分にも改ざんをしろと脅されているとしたら他人に何を言われようともまずは本人に確かめるのが筋であろう。 もしも、その事が嘘だった場合ただ自分が重大な犯罪を犯してしまっただけになってしまうのだから… にもかかわらず、作中では伊丹乙女は現在の事件の改ざんには全く関与していないとしてはいるが、何故相談をしなかった? 証明不足の証拠品の数々 第4話のぬいぐるみ このぬいぐるみは古く子供用の玩具であるためそこまで長時間録音できるとは思えない(実際、録音の質は悪く誰が言っているのかわからなかった) つまり、これは被害者が残したものであり相手からうかつな一言を引き出そうとしたと考えるのが妥当 殺そうとする相手にそんなことをして何になる?(しかも、小型のICプレーヤーで済むのにわざわざおもちゃなど使う必要があるか?) また、このおもちゃの証拠品は「いつ」「どこで」「誰が発言したのか」が全くわからない、作中ではナツミの証言と火傷以外に特定できる根拠は何もなく、またナツミも誰の発言なのか確信を持てなかったもしかしたら事件よりも過去の音声だったとは誰も考えないのだろうか? 実際コレは本物の大統領殺害の証拠品でもあり、火傷を持っていたバンサイがその犯行に加わっていたとして考えると、そのときの音声であったとしても不都合はないのだろう。(ナツミの声を聞いたという証言だけでは「録音」ではなく「再生」であった可能性もある) ゴミ捨て場から証拠品が見つかったとしてそれ証拠品としての価値があるのか? 通常証拠品はあくまでその事件に関係あるとはっきりしないと証拠品としての価値はない、 万才が捨てた証拠品が見つかってもそれが「事件に関係あるのかどうか」は全くの別問題なのだ 血の跡などの事件と関係を示す痕跡は当然消されているだろうし手袋の跡もそこまでの証拠ともいえない マリーの弁護人が「誰が捨てたのか解らないゴミ」と言い張ればどうするのだろうか? 籠目つばさを殺害した凶器のオークションハンマーは結局どこに行った? 行方について全くの不明、いったい何処に処分をしたのだろうか? コレを確保しておかないと、証言に頼りきった御剣の立証ではシモン誘拐のような裏技を使われれば逆転無罪の可能性もあるのでは? 死体の冷凍保存は不可能ではないのか? 死体の死亡推定時刻は腸の温度などではかる 冷凍保存などしてしまえば当然温度が下がり 死亡推定時刻はわからなくなってしまうはずであるではないのか? 少なくとも1日近く冷凍保存されていたのであればその痕跡は必ず死体残っているはずであるだが… その他 一柳 弓彦を誘拐した男たち二人組はその後どうなった? その後の様子は不明、 彼らもきちんと逮捕しないとすべての事件が解決したとは言えないのでは? 一柳 弓彦を誘拐した男たち二人組はどうして一柳家にいなかった? 弓彦をシモンと勘違いしているならば救出されたり逃げられない為に見張りを立てる必要があるはず。 彼らはどこに行ったのだろうか? ▲ページ上へ▲
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第3話 「さらわれる逆転」 これが一番わからない。教えてください。 天野河 丈一郎 天野河コンツェルン の総帥。密輸組織の手下。 鞍馬 純夫 (小倉 真澄) 天野河の会社で働いていたが、KG-8号事件 の犯人として収監されていた。 警官から銃を奪って脱獄し、丈一郎 の秘書として 再び雇われた。娘を見守りたかったのだろう。「小倉」は 脱獄後の偽名。 織戸 姫子 純夫 の娘。天野河 ヒカルの、彼女。「小倉」が自分の父だとは 教えられていなかった。 大富豪 天野河 丈一郎 の息子 ヒカル は、悪徳金融「カリヨーゼ」から 多額の借金をしていた。 ヒカルは、ガールフレンド(姫子) と 丈一郎の秘書(小倉) を仲間に付け 狂言誘拐を計画した。 姫子は ヒカルに惚れていたし、小倉は ヒカルに 弱みを握られていたため 断れなかった。 身代金の受け渡し場所は、「バンドーランド」の ホラーハウス。 3人は、着ぐるみを盗んで 正体を隠した。ヒカルはプロト。姫子は タイホ君。鞍馬はワルホ。 ヒカルは あらかじめ ワルホの予備ぬいぐるみ から 空砲を破り取り、姫子に渡した。姫子には 本物だと思わせておいた。■なぜ? 作戦 決行。 しかし、鞍馬は ヒカルを襲い もみ合いの末 拳銃を奪われ 射殺されてしまった。鞍馬は、娘たちの犯罪を止めようとしたのだろう。 ヒカルは、タイホくんカーを盗み出し 鞍馬の死体を ウエスタンランドの駐車場に運び込んだ。 御剣が 身代金を渡すために ホラーハウスへ。が、ヒカルにより 殴打され、気絶。アジトの隣部屋に縛りつけられてしまった。 ヒカルは 姫子に 外の様子を見に行かせた。 その間に、御剣に ワルホの着ぐるみを着せ、戻って来た姫子に 鞍馬が裏切ったので拘束した と説明した。 ヒカルは 身代金の入ったカバン と 拳銃 を持ち、姫子に 2手に別れて逃げよう と伝えた。■なぜ普通に逃げなかった? 姫子は、先に 合流地点「ステージエリア」へ。 ヒカルは、アジトに 内側から閂を掛け、御剣から回収したワルホの頭をかぶり(胴体はプロト)、鞍馬に成り済ました。 そして、1億円を持って ステージに現われた。 ヒカルは 姫子に銃を向けた。姫子は応戦。が、それは空砲。ヒカルは 死んだ振りをした。姫子は 鞍馬を殺した と思い込んだ。 Top へ
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【逆転裁判5 第一話 逆転のカウントダウン】 ある日。第4法廷で、「ねつゾウ君ぬいぐるみ爆弾」を使った「爆破未遂事件」の裁判が 準備されていた。 しかし、警察の爆弾処理係「馬等島しんご (バラシマ)」は、証拠品の爆弾『HH-3000』の精巧な造りに魅せられ、手元に所有しておきたい と考えた。 そこで、バラシマは ねつゾウ君ぬいぐるみ の中身を HH-3000 から 自作の爆弾 に入れ替えようとした。 だが、それを「賀来ほずみ(カクほずみ) 刑事」に目撃され、バラシマは 咄嗟に、ほずみ刑事を 爆弾で殴打した。 ほずみ刑事は、死ぬ直前に 床に血文字で『511103UR』と書き残した。 (ほずみ刑事は バラシマの本名を知らなかったため、傍らにあった バラシマの爆弾ケースの刻印から 彼のIDを書き写したのだろう。) 血文字に気付いたバラシマは、爆弾ケースを 血文字の上に移動し、ほずみ刑事 をケースの中に隠した。 その後 まもなくして、開廷。弁護人は、王泥喜。★被告人は? バラシマは、証拠を隠滅するために 自作の爆弾のタイマーを起動した。 裁判の関係者たちは、一斉に避難したが、王泥喜 弁護士は 自分の応援に来ていた友人 しのぶ を庇って、負傷した。 その際、しのぶ が抱えていた「えんザイ君ぬいぐるみ(咳薬いり)」が吹き飛び、その尻尾が千切れ飛んだ。 その後、バラシマは 爆破現場の捜索を指示され、偽装工作を始めた。 爆弾ケースの中から ほずみ刑事の遺体を取り出し、「瓦礫の下から発見した」と報告した。 バラシマは 現場から「ぬいぐるみの尻尾」も回収し、報告した。 「ねつゾウくん爆弾」と「えんザイ君」には、同じ形の尻尾が付いていたため、 「しっぽ に付いていた指紋」を根拠に、しのぶに 爆破容疑が掛けられた。 しのぶの弁護は 王泥喜が担当するはずだったが、王泥喜は 怪我がたたって入院。 急遽 心音が弁護することになった。後から、成歩堂 所長も駆けつけた。 2人の活躍により、初日の裁判は 無事に終わった。 その後、王泥喜は しのぶ の えんザイ君ぬいぐるみ を探すため 爆破現場に向かった。 だが バラシマは、王泥喜が現場を調べているのを見て逆上。王泥喜の後頭部を殴打し、気絶させた。 バラシマは、捜査の撹乱を思いついた。爆弾ケースを移動し、さらに 王泥喜の血を使って 床の血文字『511103U』を『SINOBU』と書き換えた。★アホすぎ 遅れて 第4法廷に到着した 成歩堂 心音 しのぶ の3人は、床に倒れている王泥喜を 発見した。 裁判2日目。 アウチ検事は バラシマの工作に まんまと騙されて「王泥喜を殴打したのは しのぶ だ」と主張。 「爆破の犯人である しのぶ が、その証拠を見つけた王泥喜を襲った」と言うのだ。 だが、成歩堂は バラシマによる工作を 次々に暴いた。 バラシマは追い詰められ、「証拠品の爆弾を爆発させる」と サイバンチョを脅迫。爆弾を抱えて逃亡を図った。 だが、成歩堂は その爆弾は 訓練用のダミーであると見抜き、爆弾ケースを開けさせた。 ケースの中には、ほずみ刑事の血痕が残っていた。 敗北を認めたバラシマは 真実を語り、しのぶ の無罪が確定した。 *************************************************************** ♂王泥喜 法介 成歩堂の部下。 ♀希月 心音 成歩堂の部下。 ♀森澄 しのぶ 女子高生。心音の幼なじみ。 ♂馬等島 晋吾(ばらしま しんご) 機動隊の爆弾処理係。 Top へ
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◎生命倫理07・08 から 最新の情報は、◎生命倫理 へ 131122 自信ない…新型出生前検査で陽性、53人中絶 [読売] 120429 海外卵子提供で出生130人…母親最高齢58歳 [読売] 0219 受精卵取り違え?移植、中絶 香川県立中央病院 [朝日] 0209 38歳女性の延命停止に「待った」 イタリア政府動く [朝日] 0208 カナダの60歳、双子出産 出身地・インドで体外受精 [朝日] 131122 自信ない…新型出生前検査で陽性、53人中絶 [読売] 妊婦の採血で胎児の三つの染色体の病気が高い精度でわかる新型出生前検査について、今年4月の導入から9月末までの6か月間で陽性の判定を受けた67人のうち、その後の羊水検査などで確定診断がつき、流産もしなかった54人中53人(98%)が人工妊娠中絶をしていたことがわかった。 新型検査を受けた3514人の解析で、病気の診断がついた妊婦の多くが中絶を選ぶ結果となった。 全31施設のうち29施設の医師らによる共同研究組織「NIPTコンソーシアム」の資料によると、新型検査で陽性と判定された67人のうち、羊水検査などの確定診断を受けたのは62人。2人はその前に流産し、3人は受けなかった。 確定診断で、実際には病気でないと診断された人が6人いた。診断がついた56人では、2人が流産し、53人が「育てる自信がない」などの理由で中絶した。 120429 海外卵子提供で出生130人…母親最高齢58歳 [読売] 不妊治療のため、海外に渡り別の女性から卵子提供を受け、国内で生まれた子供の数は、過去5年間で少なくとも90件、130人に上ることが、読売新聞の調べでわかった。 母親の平均年齢は45歳で最高齢は58歳、9割が特別な管理が必要な「ハイリスク出産」だった。国内での卵子提供は制度がなく、手がける医療機関もごく一部に限られるため、希望する夫婦が仲介業者を頼って渡航しているとみられる。 国は実態を把握しておらず、まとまった出産数が明らかになったのは初めて。卵子提供で生まれた子と母の親子関係を明確に規定した法律もなく、海外での卵子提供が進む中、そのあり方の検討を含め国による対応の遅れが目立っている。卵子提供は米国では不妊治療の一環として行われている。一方、国内は6施設が実施を公表しているが、自分で提供者を見つけなければならないなど困難なのが実情だ。 (2012年4月29日16時44分 読売新聞) 0219 受精卵取り違え?移植、中絶 香川県立中央病院 [朝日] 2009年2月19日21時5分 香川県は19日、県立中央病院(高松市)で昨年9月中旬ごろに体外受精をした不妊治療中の20代女性に対し、過って別の患者の受精卵を移植した可能性があるため、同11月に人工妊娠中絶をした、と発表した。妊娠9週目だった。病院は女性に謝罪したが、女性とその夫は「精神的な苦痛を被った」などとして、慰謝料など約2千万円の支払いを県側に求める訴えを今月10日に高松地裁に起こしている。 日本産科婦人科学会によると、不妊治療の際に受精卵を取り違えて別の女性の子宮に移植し、その女性が妊娠に至った例は初めて。95年に石川県の産婦人科診療所で受精卵を取り違えた例が報告されているが、この時は妊娠しなかった。 同病院によると、別の患者の受精卵を移植された可能性がある女性は、高松市に住むAさん。Aさんは昨年4月から同病院で不妊治療を開始。産婦人科の男性担当医(61)が同9月中旬ごろ、Aさんに対し、別の女性Bさんの受精卵を間違えて移植した疑いがあるという。 体外受精した受精卵を移植するには培養が必要で、担当医は移植前に、受精卵を顕微鏡で確認したり培養液を入れ替えたりする作業をしていた。その際、本来ならAさんの受精卵が入ったシャーレだけを作業台に置かなければならないが、事前に同じ作業をしていたBさんのシャーレも作業台に残っていたという。移植したシャーレのふたにはAさんの名前のシールが張ってあったが、ふたが入れ替わったために、BさんのシャーレをAさんのものと間違えた可能性が高いという。 担当医は昨年10月にAさんを診察。同7日に超音波検査で妊娠を知り、同16日にも経過が順調であることを確認した。だが、過去の治療からAさんの受精卵がこの時期に妊娠可能なほどに成熟する可能性が低かったことを思い起こし、これまでの作業内容を点検した結果、入れ替えの可能性に気付いたという。 担当医と産婦人科主任部長は昨年11月7日、Aさんと夫に受精卵を誤った可能性が高いことを説明し、謝罪。Bさん夫婦にも説明、謝罪し、話し合いの中で人工妊娠中絶を決めたという。 病院によると、担当医は不妊治療が専門で、93年から体外受精の治療をしていて、これまでに約1千件の実績があるという。担当医は病院に対し「注意不足だった。非常に反省している」と話しているという。 URL http //www.asahi.com/national/update/0219/OSK200902190050.html 0209 38歳女性の延命停止に「待った」 イタリア政府動く [朝日] 2009年2月7日11時50分 【ローマ=南島信也】イタリアで17年前の交通事故で植物状態になった女性、エルアナ・エングラロさん(38)の延命措置停止をめぐる問題で、同国政府は6日、延命措置停止を止める緊急政令を決めた。ただナポリターノ大統領が署名を拒否したため政令は発効せず、与党側は同じ内容の緊急法案を数日中に可決させる方針だ。 ANSA通信などによると、エングラロさんが入院している同国北東部ウディネの病院は同日、栄養補給チューブから送られる栄養と水分を減らし始めた。チューブを外すと約2週間で死に至る。 これに対し政府は、医療従事者が栄養補給チューブを外す行為を禁じる緊急政令を閣議決定した。 エングラロさんの父親は、彼女の生前の意思を根拠に治療の打ち切りを求め提訴。昨年11月に最高裁が延命措置停止を認める判決を下していた。緊急政令は最高裁判決に反するが、憲法で緊急事態に対処するものは認められる。しかしナポリターノ大統領は「緊急事態の条件を満たしていない」と署名を拒否した。 世論調査では58%が延命措置停止を容認しているが、政府は延命停止に反発するローマ法王庁や一部カトリック団体に配慮したとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0207/TKY200902070065.html 0208 カナダの60歳、双子出産 出身地・インドで体外受精 [朝日] 2009年2月6日10時45分 【ワシントン=勝田敏彦】カナダ公共放送CBC(電子版)は5日、南西部の都市カルガリーの60歳の女性が、双子の男児を帝王切開で出産したと報じた。体外受精による妊娠で、男児2人は新生児集中治療室(NICU)にいるが、元気だという。 報道によると、この女性はランジット・ヘイヤーさん。流産を繰り返していたヘイヤーさんは10年ほど前、体外受精での妊娠を決意したが、カナダでは高齢を理由に断られたりしたため、昨年、出身地のインドで体外受精を受けた。 三つ子を妊娠し、医学的理由で胎児1人の妊娠は中絶されたが、予定日より7週早い3日朝、ヘイヤーさんはカルガリー市内の病院で残る2人を出産した。 高齢出産の例としては、インドで昨年11月、70歳の女性が体外受精で妊娠した女児を出産している。また米ロサンゼルス郊外では1月26日、33歳の女性がやはり体外受精による八つ子を産んでいる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0206/TKY200902060046.html
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第2話 「逆転サーカス」 ■マックス サーカス団の花形。 ■アクロ&バット兄弟 アクロバット担当。 今回の舞台は、「タチミ・サーカス」。団員一同が家族のように活動していた。 だが、半年前 事件が起こってしまった。 団長の娘「ミリカ」 に好意を寄せていたバットは 彼女の気を引こうと、ライオン「レオン」の口に 自分の頭を入れる芸をする と宣言した。 しかし、あまりにも無邪気なミリカは いたずら の つもり で 胡椒を振りかけたスカーフを バットに渡したのだ。 ライオンはクシャミをして、バットを噛んでしまった。バットは 延髄を負傷し、植物状態に なってしまった。 アクロは、弟を助けようとして重傷を負った。レオンは射殺された。 アクロは ミリカ殺害の計画を立てた。 ミリカを広場に呼び出し、建物の上から 銅像を ぶつけるのだ。 計画実行。アクロは ミリカのポケットに「殺人の証拠を預かっている」との手紙を入れた。 そして、忌まわしい胡椒の入った木箱を、広場に設置した。 だが、ミリカには バット殺害の自覚が無かった。彼女は、手紙を 食堂に貼り出した。 手紙を読んだ団長は、マックスの衣装を着て 木箱を回収しに行った。■なぜ マックスの衣装を着た? 木箱を抱えた人物がミリカだ と確信していたアクロは、マックスの銅像を落とし 団長を殺害してしまった。 その時 偶然、マックスのマントが 銅像に引っかかった! ピエロ「トミー」は それを見て マックスが犯人だと思ったのだ。 ナルホドの捜査と場当たり的な裁判により、真実が明かされた。 アクロは逮捕されたが、団員達の心は一つ。トミーが団長となって、世界一のサーカス団を目指すのだ。 Top へ
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第3話 「さらわれる逆転」 これが一番わからない。教えてください。 天野河 丈一郎 天野河コンツェルン の総帥。密輸組織の手下。 鞍馬 純夫 (小倉 真澄) 天野河の会社で働いていたが、KG-8号事件 の犯人として収監されていた。 警官から銃を奪って脱獄し、丈一郎 の秘書として 再び雇われた。娘を見守りたかったのだろう。「小倉」は 脱獄後の偽名。 織戸 姫子 純夫 の娘。天野河 ヒカルの、彼女。「小倉」が自分の父だとは 教えられていなかった。 大富豪 天野河 丈一郎 の息子 ヒカル は、悪徳金融「カリヨーゼ」から 多額の借金をしていた。 ヒカルは、ガールフレンド(姫子) と 丈一郎の秘書(小倉) を仲間に付け 狂言誘拐を計画した。 姫子は ヒカルに惚れていたし、小倉は ヒカルに 弱みを握られていたため 断れなかった。 身代金の受け渡し場所は、「バンドーランド」の ホラーハウス。 3人は、着ぐるみを盗んで 正体を隠した。ヒカルはプロト。姫子は タイホ君。鞍馬はワルホ。 ヒカルは あらかじめ ワルホの予備ぬいぐるみ から 空砲を破り取り、姫子に渡した。姫子には 本物だと思わせておいた。■なぜ? 作戦 決行。 しかし、鞍馬は ヒカルを襲い もみ合いの末 拳銃を奪われ 射殺されてしまった。鞍馬は、娘たちの犯罪を止めようとしたのだろう。 ヒカルは、タイホくんカーを盗み出し 鞍馬の死体を ウエスタンランドの駐車場に運び込んだ。 御剣が 身代金を渡すために ホラーハウスへ。が、ヒカルにより 殴打され、気絶。アジトの隣部屋に縛りつけられてしまった。 ヒカルは 姫子に 外の様子を見に行かせた。 その間に、御剣に ワルホの着ぐるみを着せ、戻って来た姫子に 鞍馬が裏切ったので拘束した と説明した。 ヒカルは 身代金の入ったカバン と 拳銃 を持ち、姫子に 2手に別れて逃げよう と伝えた。■なぜ普通に逃げなかった? 姫子は、先に 合流地点「ステージエリア」へ。 ヒカルは、アジトに 内側から閂を掛け、御剣から回収したワルホの頭をかぶり(胴体はプロト)、鞍馬に成り済ました。 そして、1億円を持って ステージに現われた。 ヒカルは 姫子に銃を向けた。姫子は応戦。が、それは空砲。ヒカルは 死んだ振りをした。姫子は 鞍馬を殺した と思い込んだ。 Top へ
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第2話 「再会、そして逆転」 霧崎 外科医院で 14人の患者が死亡した。葉中 未実 看護婦 による医療ミスが、原因だった。 数週間後。未実は 妹 のどか を乗せてドライブ中、事故を起こしてしまった。 のどか は死亡。未実は 顔に 酷い火傷を負ったが、一命を取り留めた。 未実は 医師に のどか の顔を見せ、顔の復元手術を受けた。妹に なりすまし 人生をやり直すためだ。 しかし、後日。霧崎 院長が 未実に 医療ミスを告白させようと思い立ち、霊媒師 真宵に依頼した。 このままでは 未実が のどか に なりすましている事が ばれてしまう。未実は、窮地に立たされた。 一方、真宵の伯母 キミ子 は、自分の娘 春美 が霊媒術の家元になる事を 望んでいた。 未実 と キミ子 の利害が一致し、2人は 霧崎 殺害計画を たてた。その罪を、真宵に着せるのだ。 未実が 真宵の変装をして、「対面の間」に隠れる。 霧崎と真宵が入室し 儀式が始まったところで、末実が 真宵を睡眠薬で眠らせ、霧崎をナイフで刺殺。真宵を衣装箱の中に隠し、トリック完成。 ナルホドの活躍により 真相は明かされ、真宵の無罪が決まった。 事件の裏には、家元を継げなかった長女 キミ子に対する 里の差別意識が在ったのかも知れない・・・ Top へ